Ghettos /『LIVE AT EARTHDOM』 カセットテープ
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地元高円寺でもその存在感を急速に拡大中の『ghettos』、
2018年3月「ザラつく羨望 快受電光三尺剣 ツラみてきめろ Vol.02」 新大久保EARTHDOM
にて行われたライブ音源がカセットテープでリリース!ジャケットは2色あります!
マスタリングエンジニアに岡本太郎作、太陽の塔館内BGMや、同作のドキュメンタリー映画サントラも担当した新進気鋭のトラックメーカー「JEMAPUR」 が担当。
加えてMASTERED HISSNOISEエンジニアによるカセット用のマスタリング&等倍録音で仕上げた力作。ライブ盤ならではの臨場感と空気感がぎゅっと詰まった作品です!
■私がghettosを知ったのは2017年末Dead Pan Speakers主催「BAUHOUSE」でDJをした際幸運にも彼&彼女達のパフォーマンスをステージ脇で体感する機会を得た時だ。
もちろん私の紹介は不要な位に、その筋&その界隈では既に有名な存在なのかも知れないが前情報や事前の知識も乏しい初見の私にも伝わる、その圧倒的なパワーとパフォーマンス、 願い、訴え、祈りにも聞こえる歌詞、それを叩き込むボーカルglicoの歌唱力と存在感etc、、、 大きな衝撃を受け帰宅後ネットで調べた時に出て来たのが先に挙げた2つの動画だ。
例えばここで「元Suicidal TendenciesのStephen Bruner(Thundercat)がFUNKを基調に昨今支持を得て・・」の様な バイヤーさんの琴線に触れる文言や潮流を羅列し、バンドの音楽性をビジネスの傾向に乗せる事が常道かも知れない。
だが私がここで強くお伝えしたいのは、バンドの周囲に居る方たちの反応や顔ぶれだ。
場所もライブハウスや告知が行き届いたイベントでは無く、何なら別の用事でたまたま通りかかっただけの 私の様に事前の知識や情報が無い方たちがどんどん巻き込まれていく様子が見て取れる。
踊りだす人たちの顔ぶれも老若男女&人種問わず様々で多様で自由で勝手だ。
一方、世間に目を向けてみれば、戦争、暴力、人種差別、偏見は相変わらず蔓延し 人と人を繋ぎ、情報の民主化に一役買うと見られたインターネットも、昨今ではむしろ違いを鮮明にし そこから新たな誤解や不理解を拡散し、結果人と人とを遠ざけ、新たな暴力を生み出す負の側面も際立っている。
音楽ビジネスにおいても大容量でコンパクトが至上の価値のごとく連動し そこには人生をも変えてしまう1曲との出会いやその価値などは過去の遺物へと追いやられる寸前だ。
「デジタルvsアナログ」の様な10年前の論議を今更蒸し返すつもりも無いが デジタル時代においての音楽の在り方、音楽と人との向き合い方、人と人とのつながり方等 現在多くの音楽関係者が直面してるであろうこれらの問題に、ghettosはその活動や姿勢や態度で示し始めた ポストデジタル時代の最先端だと断言したい。
たまたま今はFUNK色の濃い曲が目立つが、この先に音色や奏法が変わってもghettosはFUNKでPUNKでROCKであり続け、 つまりは忘れかけてた音楽そのものを体現し表現するバンドだと確信している。
-DJ Hakka-K-
■トラックリスト:
[Side A]
1. opening
2. Abunjahbun Still Alive
3. 出口はいらない
[Side B]
1. ReBorn To Be Child
2. なまくら
(MASTERED HISSNOISE 2018)
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